服薬

2匹ともフードに混ぜる作戦が通用せず、頭ブンブン&泡吹き拒否で応戦してくる攻略難易度高めの子たちです。

試した服薬方法

直接入れる→×よだれ・泡を吹いて拒否。以降警戒。

水で溶かしてシリンジで飲ませる→×。苦さが広がりよだれや泡で出そうとする。以降警戒。

フードやおやつに混ぜる→△苦くない薬やサプリであれば有効。苦いステロイドはよだれや泡で吐き出して拒否。以降警戒。更にフードを食べなくなってしまうため、食欲不振の子にはハイリスク。

カプセルに入れる→◎吐き出すこともあるが、一番バレない。失敗しても、苦味は感じてないので再チャレンジ可能。2匹ともカプセルでずっと頑張ってくれました。

買ってよかったもの

●カプセル5号、4号(アマゾンで約400〜450円)

薬の量によって5号と4号を使い分け、できるだけ小さく収まるようにしていました。

●ピルクラッシャー(アマゾンで1300円くらい)

おやつに混ぜて食べさせるときに、粉状にすり潰す役割で使っていました。スプーンの裏や綿棒で潰したりするより圧倒的に楽です。

●ピルケース(ダイソー110円)&ピルカッター(セリア110円)

カプセルに入る大きさになるよう、ピルカッターでカットしていました。時間があるときに内職のようにまとめて作って、ピルケースに保管して飲み忘れがないようにしました。

●液状のおやつ(ちゅーる的なもの)

とろリッチは粘度と量がちょうど良かったです。乳酸菌入りのものは緩くて指ですくいにくいので、扱いづらかったです。

うちには合わなかったもの

●投薬器

指より器具の方が口を開けてくれるかと思いましたが、やり方が悪かったのか余計に警戒して開けてくれず。

先端につけたカプセルをポトンと落とすのですが、口の中に落ちた瞬間が見れないので、感覚がつかめず私には向いてませんでした。

●メディボール

味が好きで自分からパクっと食べてくれるような子にはおすすめですが、強制的な服薬には向いてないなと思いました。

味が合わなかったのと、粘土のような硬さがあるため、ちゅーるのように口に擦り付けることができません。

結局カプセルと同じように飲ませるしかないですが、一度、アオの上顎に張り付いてパニック状態にさせてしまい、以降怖くてあげることができませんでした。

服薬が大変に感じたら

毎日の服薬は猫ちゃんにも飼い主さんにも大きな負担になりますよね。どうしても難しい場合、無理に続ける前に

●同じ薬でも小さいサイズがあるか

●錠剤ではなく液体タイプがあるか

●服薬ではなく長期間効くタイプの注射があるか

など、解決方法を主治医に積極的に相談していいと思います。

経鼻カテーテルという選択(アオの場合)

心筋症のアオ、肝リピドーシス予防のため、強制給餌が必要でした。

薬も毎日3カプセル、日に日に呼吸がつらくなっているアオには大きな負担だったので、先生に相談して鼻から胃に管を通して、シリンジで食事を注入する経鼻カテーテルを導入することにしました。

経鼻カテーテルであれば薬も注入ことができるので、食事・服薬の両方でアオの負担をかなり減らすことができました。

鼻から胃にチューブを通して、鼻の横に手術糸で縫い付けて固定してあります。お昼前に預けて、夕方のお迎えで大丈夫でした。

猫ちゃんによってはチューブが気になって引っ掻いたり取り外そうとするそうでカラーが必要かもしれませんが、強制給餌や服薬で悩まれている方は選択肢のひとつとして検討してみてください。

ある猫たちの看取りメモ