飼い主のメンタルケア

一人暮らしでの猫の看取りはかなりメンタルを消耗するので自分の機嫌も取ることが大事だなと思いました。

愛猫の体調に一喜一憂して、自分や周りを責めたりしてしまうこともありますよね。すればよかった、しなければよかった、先生のことが信じられなくなったり、ネットの不確かな情報を信じたり、もう頭の中がぐちゃぐちゃです。

がんばっている愛猫のそばで、悲しい顔ばかりではいけないなと思い、いろんな方法を試しました。私のメンタルケア・リフレッシュ方法をご紹介します。

看取りの本を読んで心の準備

猫も人も落ち着くヒーリングミュージックをかける

みんな大好き岩合さんの「世界ネコ歩き」を猫と観る

ペットカメラに見守りや記録を手伝ってもらう

ペットカメラは一人暮らしの私にとって強い味方でした。

入浴中や買い物などで、どうしても目を離さないといけない場面があります。

スマホやiPad、PCからリアルタイムで様子を見ることができたので安心感がありました。

動作検知してスマホに通知が来て、そのタイミングで録画してくれているのでどんな様子か遡って見ることもできます。

トイレや食事・飲水も映るように設置しておくことで、録画記録に残り回数のカウントにも役立ちます。

予想外に助かったのはナイトモード(暗視カメラ)機能。

うちの子達は2匹ともこたつが大好きで、体調を崩してからはよりこたつの中に入ってじっとしていることが多かったのですが、真っ暗なこたつの中でも、ペットカメラのナイトモードだと表情までよく分かります。

カメラをこたつの中に入れて(こたつの電源は入れていません)台の上にiPadを置き、様子を見ながら仕事をしたりしていました。

これまで旅行のときなどにセットしていたペットカメラですが、介護が必要になってからずっとつけっぱなしで役に立ってくれました。

注意点は、飼い主のいろんな姿もしっかり録画してくれるので(汗)カメラの画角に気をつけることです(笑)。

見守りながら、クスッと笑えるラジオを聴く

ラジオはテレビや動画と違って、耳だけ傾ければ目は愛猫に向けることができるのがすごく良いなと思いました。

よく聴いているのはこの3つ。

  • 安住紳一郎の日曜天国(老若男女どなたにもおすすめ)
  • 爆笑問題カーボーイ(おふたりともネコ好きなので時々ネコが話題に出てきます)
  • ロバート秋山の俺のメモ帳(このお方は、、とにかくツボです)

ちなみに、テレビ番組ですが「人志松本のすべらない話」も細かな描写を言葉で説明してくれるので音声だけで十分楽しいです。

愛猫の介護で最近笑えてないなぁ…という方、ぜひラジオを開拓してみてはいかがでしょう。

自分の寝床を整える

ベッド派でしたが、2匹とも登ることが難しくなり、コハクは嘔吐もあったのでベッドは撤去することにしました。

最初は敷布団もなくカーペットや毛布を重ねて添い寝していましたが、体がガチガチ。疲れが取れなくなってきたので折りたたみのマットレスと防水シーツを用意。だいぶ楽になりました。

良い香りの洗顔料で自分を癒やす

様子が気になって、なかなか湯船にゆっくり浸かることもできない日々でしたが、

大好きな洗顔料の香りが、一日の疲れをリセットしてくれました。

(私のお気に入りはLUSHの「天使の優しさ」です)

香水などと違い、香るのはシャワーのひと時だけなので猫への影響もないのも良かったです。

どうしても疲れが取れず、湯船に浸かりたいな〜ってときはスマホを持ち込んでペットカメラを見ながら入っていました。

いざというときは素っ裸でダッシュ!一人暮らしだからできる技ですね。笑

猫を飼っていた友人に話を聞いてもらう

一人で介護をしていると、思い詰めて視野が狭くなりがちです。私は幸い、猫を飼っていた友人がいて、その友人に今の状況を話したり相談することで気持ちを整理できました。

猫が病気になったとき、大きな決断を迫られることが何度もあります。自分がしたこと、これからすることも否定せず、こういう考えもあるね、という言い方でアドバイスしてくれたので、視野も広がって落ち着いて考えることができ、本当にありがたかったです。

自分も、周りに猫の介護で困っている人がいたら、こんな風にサポートしたいなと思いました。

ペットロスのメンタルケア

体験談と時薬(ときぐすり)・写真です。

アオが亡くなったときは、ペットロスの本と、同じ体験をした方々のブログ、体験談をひたすら読んでいました。

霊園が運営しているサイトや、芸能人の方のペットロスのブログのコメントなどに、たくさんの体験談があり、ページが続く限り読み進めてたくさん泣きました。

お気に入りの写真を大きなサイズで印刷して、額に入れて家の中に飾りました。

確かにこの家に居たんだな、幸せそうな顔してるなと感じると、心が楽になりました。

ある猫たちの看取りメモ